更新情報

開催概要

日時・会場

2024年5月10日(金) 10:00-20:00
東京理科大学 神楽坂キャンパス 森戸記念館 第一フォーラム(Webとのハイブリッド開催)

10:00-12:00
チュートリアル講演
13:30-17:00
パネル討論会
18:00-20:00
意見交換会(場所:インテリジェントロビー・ルコ(RUKO))

内容

チュートリアル講演

タイトル
ディジタル化時代を支える集積化A/D変換器と最近の進展
講演者
松浦 達治(東京理科大学・総合研究院スマートヘルスケア研究部門 客員教授)
概要
近年のディジタル化時代ではAIやIoT、5Gなどのディジタル技術が様々な産業や経済活動の基盤となっている。一方、現実の物理世界はアナログであるため、アナログ世界とディジタル世界を結びつけるA/D変換器があらゆるところに入り込んでいる。本講演では、最近のディジタル化を支える集積化A/D変換器(ADC)が、どういうところに使われているのか、いくつかの基本ADC方式とその用途について解説する。後半では、ADC回路の高性能化を紹介する。近年は、基本ADC方式を組合わせたハイブリッド型のADCアーキテクチャに注目が集まっており、例えば高速・低電力な変換を実現するパイプラインドSAR(逐次比較)ADCや、低電力・高SNDR(Signal-to-Noise andDistortion Ratio)を実現するノイズシェーピングSAR ADCなどがある。その高精度化には素子のミスマッチを平均化するダイナミックエレメントマッチングと言った技術も使われる。これらを初心者にもわかるところから説明したい。

パネル討論会

タイトル
ディジタル産業を支えるアナログ電子回路技術
概要
新型コロナウイルス対応によるデジタル化の進展や、ディジタルトランスフォーメーションDXの必要性が高まり、医療・教育・交通・農業等のあらゆる分野でディジタル実装を通じた社会課題の解決が期待されている。政府は、「半導体・デジタル産業戦略」の改定版2023 年6月に公表した。例えば、データセンターなどデジタルインフラの整備、IoTセンサを活用したデータ収集によるスマート工場の実現や老朽化インフラの強化、超低遅延・多数同時接続特性を持つ5G・ポスト5Gを活用したディジタル実装が想定されている。 これらIoTセンサやポスト5G向けRF技術、データセンター向け有線通信技術の基盤となるアナログ電子回路技術は、ディジタル実装の中核であって、時代の変化や社会課題を正確に捉えて、競争力の高いアナログ電子回路技術の創出が必要不可欠である。このような状況を踏まえて、ディジタル産業を支えるアナログ電子回路技術について4名のパネリストにご講演いただき、その後に参加者を交えて討論や情報共有、意見交換を行う。
 
パネリスト
 
大島 俊(日立製作所)
田中 聡(広島大学)
田村 昌久(ソニーセミコンダクタソリューションズ)
弓仲 康史(群馬大学)
司会
兵庫 明(東京理科大学)

参加費

チュートリアル・パネル討論
一般 6,600円 学生 1,000円 Peatix支払い期限:5/9(木) 12:00
意見交換会
一般 5,800円 学生 5,800円 Peatix支払い期限:5/3(金) 17:00

参加方法

主催

電気学会・電子回路研究専門委員会

協賛

問い合わせ

お問い合わせは下記宛にお願いいたします。

幹事:松野 隼也
キオクシア株式会社 メモリ事業部第二メモリ設計部メモリ設計第四担当
E-Mail: